自然そのままのはちみつを食卓へ
廣田養蜂場がこれまでずっと守り続けてきたのは「自然とみつばちに寄り添う養蜂」です。
・ミツバチに無理をさせない定置養蜂
・採れたてのはちみつを巣箱の中と同じ30〜31℃で管理
・加熱も添加も一切しないRAW HONEY(非加熱はちみつ)
これらを徹底することで、自然そのままのはちみつをみなさまの食卓へお届けし、
「こんなに花の香りがするはちみつは食べたことがない」
「もう他のはちみつには戻れない」
という多くのお声をいただいてきました。
しかし、養蜂を取り巻く環境は、年々厳しくなっています。
※「定置養蜂」とは、毎年同じ場所に巣箱を置き、その土地に咲く花の蜜を集める養蜂方法です。移動養蜂は開花時期に合わせてミツバチを各地に運びますが、定置養蜂は同じ場所で養蜂を行うため、ミツバチに負担をかけず、地域固有の環境に根差したはちみつを採ることができます。

価格改定の背景
近年、はちみつを取り巻く環境が大きく変化し、 私たち養蜂家は自然と向き合う日々の中で、その厳しさを実感しています。
1. ミツバチの減少
農薬や異常気象の影響により、ミツバチの数が減少しています。
群れの維持や女王蜂の健康管理に、これまで以上の時間と手間がかかっています。
2. 蜜源植物の減少
年々、蜜源植物の面積が減り続けており、ミツバチが蜜を集める場所の確保が困難に。
採蜜のための移動や管理に、多くの労力を要しています。
3. 気候変動の影響
猛暑の影響で開花の周期が乱れ「花が咲いても蜜を吹かない」状況が増えています。
特に烏山椒(からすざんしょう)は今年、例年の30%程度の採蜜量にまで減少してしまいました。
4. 燃料費・保管コストの高騰
巣箱の移動に必要な燃料費、採蜜後の保管庫の温度管理など、はちみつを自然のままの状態で守るためのコストが年々上昇しています。
このような状況にあっても、私たち廣田養蜂場は収量を増やすための安易な方策は選ばず、ここでしか採れない本物の味をこれからも守り続けたいと思っています。
下関の自然の恵みとミツバチたちの命の営みを、そのままの形でみなさまにお届けしたいから。
はちみつ一滴一滴に込められた生命の力と美味しさを、これからも変わらず守り続けていく決意です。
現行価格でのご購入は10月31日(木)まで
10月31日(木)までは現行価格にてお求めいただけます。
ご愛用中のはちみつのストックや贈り物のご予定がございましたら、どうぞお早めにご利用くださいませ。
長く地域で養蜂を続け、みなさまにお喜びいただいてきた歴史の中で、このたびの価格改定は私たちにとっても苦渋の決断です。
しかしそれ以上に「これからも品質を守り、みなさまに安心して召し上がっていただく」ことを何よりも大切にしたいと考えています。
今後とも、下関の自然と大切なミツバチたち、そしてお客様の暮らしに寄り添う養蜂を続けてまいります。どうか、変わらぬご愛顧を心よりお願い申し上げます。
廣田養蜂場
はちみつマイスター/販売責任者
廣田 亮子