2026/05/15 22:10

こんにちは。
廣田養蜂場のはちみつマイスター 廣田亮子です。


初夏の光が少しずつ強くなり、

山の景色も春から夏へと移り変わり始めました。


今年も無事に、

「山藤(やまふじ)」のはちみつを

採蜜することができました。


採蜜日は、2026年5月9日の早朝。

しかし、今年の山藤は、

例年とは少し違うはちみつでした。


山藤が咲く頃、何度も降った雨

山藤の花が咲き始め、

巣の中に少しずつ蜜がたまり始めた頃、養蜂場には何度も雨が降りました。


雨の日、ミツバチたちは

外へ飛び立つことができません。

そして、自分たちが生きるために、

巣の中に蓄えていた蜜を食べながら過ごします。


晴れ間が見えた瞬間、

一斉に山へ飛び立っていくミツバチたち。


限られた時間の中で、

懸命に山藤の花へ通い続けてくれました。

今年は「極 山藤」には届きませんでした

毎年、私たちは採蜜したはちみつの中から、


・香り
・余韻
・透明感
・味の奥行き


そのすべてが際立ったものだけを

「極」として選別しています。


ですが今年の山藤は、

残念ながら「極 山藤」と呼べる味わいには、あと一歩届きませんでした。


そのため、2026年は

「RAW HONEY 山藤」のみの販売となります。


けれど、今年の山藤には、

今年だけの美しさがありました。

雨あがりの空気のような、澄んだ甘み

今年の山藤は、

驚くほどすっきりとした味わいでした。


やさしい酸味。
軽やかな後味。
透明感のある甘み。


濃厚さというよりも、

“澄んだ美味しさ”が際立つ味。


まるで、

雨あがりの山の空気を

そのまま閉じ込めたような一滴です。

ヨーグルトに合わせると、

山藤の繊細な香りがより引き立ちます。

いちごやブルーベリー、

パッションフルーツなど、

少し酸味のある果物と合わせるのもおすすめです。


忙しい朝でも、

ほんのひとさじで、

少しだけ心がほどけるような味わいに

仕上がりました。

花が咲いていても、はちみつは採れない時代へ

最近は、花が咲いていても

十分にはちみつが採れない年が増えてきました。


自然環境の変化によって、

ミツバチたちが集められる蜜の量は

年々少なくなっています。


限られた蜜の中から、

ミツバチたちが生きていくために必要な分を残し、


人が分けてもらえるはちみつは、

本当にわずかです。

だからこそ、

今年の山藤は今しか味わえません。


自然の中で、ミツバチたちが繋いでくれた「2026年だけの味」を、

楽しんでいただけたら嬉しいです。

2026年産 RAW HONEY 山藤

今年だけの、澄んだ山藤

ぜひご自身へのご褒美として、お楽しみください。